口の中を噛んでしまう!その原因と対処法は?
目次
口の中を噛むとその部分から口内炎ができることも多く、また、あまりにその状態が続くと口腔がんの原因にもなりうると言われています。
今回は、お口の中を噛んでしまう原因とその対処法について詳しくご紹介します。
口の中を噛んでしまう原因と対処法
疲れ・体調不良
普段は脳が口の中を噛まないようにあごの動きを制御していますが、疲れがたまっている時や体調が悪い時には、あごの運動のコントロールがうまく行われず、舌や頬の内側を噛みやすくなります。
<対処法>
疲れがたまっている、体調が悪い時にはゆっくりと休み、体調を整えましょう。
新しい被せ物や入れ歯を入れた時
新しく被せ物や入れ歯を入れた直後は、口の中がまだその形態になじんでいないために、慣れるまでは頬の内側や舌を噛んでしまうことがあります。
<対処法>
日数が経つにつれて新しい被せ物や入れ歯の形に体が慣れてきますので、多くの場合には、次第に噛まないようになります。
ですが、上下の歯の位置関係によって頬や舌が巻き込まれやすくなっているということもありますので、そのような場合には微調整が必要になることもあります。
歯がすり減って噛み合わせが低くなった
歯はだんだんとすり減り、噛み合わせが低くなってきます。かみ合わせが低くなると頬の肉がたるんできますので、それとともに口の中を噛みやすくなることがあります。
プラスチックでできた入れ歯の場合、すり減りやすいので特に噛みやすくなる傾向があります。
<対処法>
入れ歯を長年使っていて頬を噛みやすくなってきた、という場合には、新しく入れ歯を作ったほうが良いでしょう。
歯並び・かみ合わせの悪さ
歯並びやかみ合わせが悪いことによって口の中を噛みやすくなることがあります。
<対処法>
歯が1本飛び出したところでいつも噛んでしまう、など、明らかに歯並びが原因だと考えられる場合には、矯正治療で歯並びを整えることで問題を根本的に解決できます。
歯並びやかみ合わせが悪い場合、歯やお口の健康状態だけでなく、体の健康状態にも悪影響を与えるので、できれば矯正治療を受けることをおすすめします。
顎関節症
顎関節症で顎の関節がずれてしまったり、噛む筋肉がうまく働かなかったりすると、口の中を誤って噛んでしまうことがあります。
<対処法>
顎関節症は完治が難しいものの、歯科や歯科口腔外科でマウスピースによる治療等での改善が可能ですので、相談してみましょう。
太って脂肪が内側に張り出している
太って頬に脂肪がつくと、内側に張り出してきてしまうため、頬の内側を噛みやすくなることがあります。
<対処法>
もし太ったという自覚がある場合には、口の中を噛むリスクを下げるためにも、健康のためにもダイエットをすることをおすすめします。ょう。