見た目がよくてリーズナブル！コンポジットレジンのメリットとデメリット

コンポジットレジンのメリット

◆治療が一回で終わる

コンポジットレジンは、樹脂を原料としており、最初はやわらかい状態のものを、削った部分に詰めて形を整え、特殊な光を当てることで硬化させます。その後は形や噛み合わせを整えて終了なので、1日で、しかも短時間で終わらせることができます。

◆見た目が自然

コンポジットレジンは、歯と近い色合いに調整されており、様々な色調のバリエーションがあります。そのため、ご自分の歯の色に合わせた色を詰めることができ、見た目を自然にすることができます。

◆歯を削る量が最小限

銀歯やセラミックなどの場合、歯を削った後に型をとって、詰め物を作製する必要があります。その際、あまり薄いと容易に破損してしまうため、ある程度の厚みを持たせる必要があります。そのため、その分歯を多めに削る必要があります。

一方、コンポジットレジンの場合、穴を埋めて硬化させるだけですので、歯を多く削る必要性がありません。

◆金属アレルギーのリスクがない

金属を使用しませんので、金属アレルギーのリスクがありません。

◆噛み合う歯へのダメージがほとんどない

銀歯の場合、歯に比べて硬度があるため、噛み合う歯にダメージを与える可能性があります。その点、コンポジットレジンの場合、硬すぎないので歯にダメージを与える心配がありません。

コンポジットレジンのデメリット

◆強度がそれほど強くない

プラスチックですので、金属やセラミックほどの強度はありません。そのため、詰める範囲が広いと、壊れやすい傾向があります。

◆変色が起こる

プラスチックの表面には傷がつきやすく、そこに色素が入り込みやすいため、月日が経つごとに黄ばみや変色が起こってきます。

◆歯垢を寄せ付けやすい

材質的な性質に加え、表面に傷がつきやすいため歯垢がつきやすくなります。その結果、歯肉炎を起こしやすい、虫歯リスクを高めやすい、というリスクがあります。