歯医者の保険治療と自費治療って何が違うの?
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しかしその一方で、自費治療というのはさらに質の高い、お一人お一人により適した治療が受けられるため、最近では自費治療を選ばれる方も増えてきています。
今回は歯科の保険治療と自費治療の違いについてご紹介します。
保険治療と自費治療の違い
◆治療内容
保険診療は歯に病的な何らかの問題が起こった場合に、痛みなどの不具合を取り除いたり、失われた歯の機能を回復したり、というような最低限の治療を保証するものです。そのため、見た目は二の次になってしまいますし、最新の治療、高度な治療といったものを受けることはできません。また、病的なものがみられない場合、例えば予防治療、審美目的のものは保険で治療を行うことができません。
自費診療というのは、全て自費で支払っていただくものになりますので、治療の制限などはなく、最新の治療法、高度な治療、ご自分に合ったオーダーメイドの治療を受けていただくことができます。
◆材料
保険診療においては、使用できる材料が細かく決められているため、最新の材料、高品質の材料といったものは使用することができず、どうしても最低ラインの治療となってしまいます。例えば詰め物、被せ物治療に関しては、銀歯や安価なプラスチックでないと保険が認められないため、見た目に問題が出てしまう場合もありますし、金属アレルギーなどの問題が出ることもあります。
一方、自費治療の場合には、審美性、生体親和性に優れたセラミックを選択できるため、より自然に近い見た目、より歯や体に優しい治療を受けることができます。
◆費用
保険治療においては、保険は全費用の0〜3割の自己負担で済むため、かなりリーズナブルに済ますことができますが、自費治療の場合には、全ての額をご自分で支払わなければなりません。ですが、自費治療は費用が高いぶん、材料や治療法が高度であることに加え、治療にかける時間もじっくり取れるため、より丁寧で精密な治療を受けることができるのも大きな利点です。