ホワイトニングをする正しい頻度や通院回数は?
目次
「ホワイトニング」を利用すると、歯の白さを取り戻して見た目の良さというメリットを享受することができます。
しかし、一度ホワイトニングを利用すればそれで永久に効果が持続するわけではありません。そこで、ホワイトニングの頻度について解説します。
ホワイトニングには2種類ある
まず基本的な知識として、ホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」という2つの方法があることを理解しておく必要があります。これらの方法は基本的な仕組みは同じなのですが、異なる性質を持っています。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、ホワイトニングの施術をすべて歯科医院内で完結させます。その特徴は「即効性の高さ」であり、すぐに歯を白くしたい場合にお勧めの方法です。しかし効果が切れるのも早く、日頃から歯を白く見せたいという場合には高頻度で歯医者に通院しなければなりません。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは「ホーム」と名前がついていることからもわかるように、自宅でホワイトニングを行う方法です。歯医者でマウスピースを作成して、それにホワイトニング剤を塗布して装着することで歯を白くします。オフィスホワイトニングと比較してホワイトニングの効果が現れるまでに時間がかかりますが、日常的にホワイトニングを行うことで「持続性がある」という特徴があります。
ホワイトニングの効果は永久ではない
ここで重要なことは、オフィスホワイトニングにしてもホームホワイトニングにしても、ホワイトニングの効果(歯が白くなる効果)は永久に続くものではないということです。
つまり、ホワイトニングの効果で白くなった歯は、次第に元の状態に戻ってしまうということです。
特に、先ほども説明したとおりホームホワイトニングと比較してオフィスホワイトニングは効果が切れる、つまり歯の色が戻るまでの期間が短いのが特徴です。もちろん、定期的に通院してホワイトニングを利用することで歯の白さを維持することはできますが、相応の回数・頻度で通院しなければならないのがネックです。
オフィスホワイトニングの通院頻度は?
オフィスホワイトニングで歯の白さを維持したい場合の通院頻度は、生活習慣によって大きく異なると言えます。
歯の白さが損なわれるような生活習慣を送っている人の場合、相応の頻度で通院しなければなりませんが、そうでない場合はある程度感覚を開けても問題はありません。
歯の白さが損なわれる生活習慣の代表例は「喫煙」です。タバコに含まれている成分が歯に着色汚れをもたらしてしまい、ホワイトニングで白くした歯が再び汚れてしまうのを早めてしまいます。タバコ以外にも「食生活」において、着色汚れをもたらしやすい食べ物や飲み物を好む人の場合は注意が必要です。
一度白くした歯がどれくらいの期間維持できるかは、タバコや食生活などの嗜好性の問題に強く影響を受けます。程度の差はありますが、歯の白さを維持するための通院頻度は2ヶ月~1年程度に1回と言われています。ただし、喫煙量の多い人や、歯の白さをより高い水準で維持したい人は、1~3ヶ月に1回の間隔でオフィスホワイトニングを行う人もいます。
長期間の白さの維持にはホームホワイトニングがお勧め
長期間、歯の白さを維持したいのであればホームホワイトニングがお勧めです。
ホームホワイトニングは自宅でホワイトニングを日常的に行う方法なので、オフィスホワイトニングほど頻繁に通院しなくても歯の白さを維持することができます。
ホームホワイトニングのデメリットとしては「自分で行う手間がかかる」ことと「歯の白さを実感できるまでに時間がかかる」ことです。即効性が薄く、歯が白くなるまでに数週間~数ヶ月程度、個人差はありますがオフィスホワイトニングよりも長い時間が必要になるケースが多いです。
また、ホームホワイトニングは一度マウスピースを作って、市販のホワイトニング剤を使用すれば通院の必要はありません。ただし、ホワイトニングとしての効果を考えると、通院してのホワイトニングのほうが良いというケースも考えられます。ライフスタイルや、ホワイトニングに対する希望などを考慮してホワイトニングの具体的な方法を選んでください。
ホワイトニング以外で歯を白くする方法は?
最後に、ホワイトニング以外に歯を白くする方法について解説します。
歯のクリーニング
歯垢や歯石、着色汚れを歯医者できれいにする方法で、歯の白さという見た目のメリットだけでなく、歯垢や歯石を原因とする虫歯や歯周病の予防になるというメリットもあります。
ラミネートベニア
これは前歯を薄く削って、そこにセラミック製の被せ物を装着する方法になります。歯の色は、セラミックの被せ物の色に依存するため、ホワイトニング以上に即効性がある方法です。ただし、健康な歯を削らなければならず、少なからず歯の寿命を縮めてしまう方法として抵抗を感じる人も少なくありません。