歯の寿命を延ばす!80歳になっても老化に負けない歯を作る方法
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年をとっても自分の歯で食べられると食事を楽しめますよね。
8020運動は、80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという運動です。自分の歯が無くなると入れ歯やインプラントをすることになります。それだけではなく、歯並びの全体のバランスが崩れて出っ歯になる、歯並びが悪くなることもあるんです。人と会っても歯を見せたくないので口を隠すようになり、入れ歯を外すのが恥ずかしいからと旅行にも行けなくなり、行動が消極的になってしまうことにもなりかねません。
では、歯を保つためには何をしたらいいのでしょうか。池田歯科と一緒に歯の寿命を延ばす方法を見ていきましょう。
歯の寿命の現状
日本人の歯の寿命は、短いといわれています。では、実際に70歳の時には、どのくらいの歯が残っているのでしょうか。
まず、大人の歯の本数は32本あります。これは、親知らずを入れた本数なので親知らずを抜くと28本です。70歳の時には、この28本が15本ほどになっているのです。
半分くらいの歯が無くなっている現状を想像できますか?
45歳を過ぎるあたりから歯を失っていく人が多いのです。45歳から55歳までの間に3本、55歳から65歳までの間に5本、というようにどんどん歯を失っていくのです。
老化だからしょうがないとあきらめていませんか?
80歳の時に自分の歯が残っている本数については、スウェーデンでは21本もあるんです!アメリカでは、17本です。それに比べて、日本ではたったの9本なのです!とてもショックな現状です。この違いは何なのでしょうか?歯を失うことを防ぐ方法があるはずです。
歯の寿命を延ばすには
そもそも日本人は、歯が悪くなってから歯科医院に行きます。虫歯や歯周病の治療を終えるとまた、悪くなるまでは歯科医院に行かない人が多いです。ところが、虫歯や歯周病は1、2年で再発してしまうケースが多いので、歯の寿命をできるだけ長くするために、予防する必要があります。
予防とは、定期的に健診とクリーニングに行くことです。80歳で21本の歯を保っている北欧では、この予防に力を入れている結果なのです。初期の虫歯やかぶせ物が不適合で虫歯になっていることは、自分ではなかなか発見できません。早期に発見するためには、定期健診は欠かせないのです。
また、歯ブラシだけでは歯にこびりついたプラーク(歯垢)を完全に落とすのは不可能です。プラークは、細菌が繁殖した塊なのでクリーニングをしてもまた増殖していきます。ですので、定期的にクリーニングすることは欠かせません。