歯の生え方が気になる!親知らずを抜歯するかどうかの見極め方
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大人の歯の本数は、32本です。これは、親知らずも含めた本数なので親知らずが生えていない人は足りないと感じるかもしれません。
親知らずは、口の一番奥に生えてくる歯のことで前歯から数えていくと8番目にあたる歯です。親知らずは、口の一番奥にあるので歯ブラシが届きにくく虫歯や歯周病になりやすい歯です。特に、現代人は顎が小さいので親知らずが生えてくるスペースが充分ではありません。そのため、斜めになって生えてきて歯茎にあたって痛いというトラブルがでてくることもあります。
親知らずを抜いたらすごく腫れた、なんて話もよく聞くので抜いた方がいいのか迷うところですよね。親知らずがどんな生え方をしていたら抜いた方がいいのか池田歯科と詳しく見ていきましょう。
親知らずを抜くかどうか見極めるポイント

親知らずが真っすぐに生えており、歯ブラシも充分に届くのであれば親知らずは抜かなくても大丈夫です。
しかし、歯の生え方によっては抜くことがあります。親知らずが斜めや横向きに生えていたら歯ブラシが届きにくく虫歯になる、歯茎が腫れるといったトラブルがでてくることがあるのです。この場合は、将来的に親知らずが接している7番目の歯にも影響を与えてしまう可能性があるので抜くことがあります。歯ブラシが届いてきちんと衛生管理されているかどうかも親知らずを抜くかどうか見極めるポイントです。
真っすぐに生えている親知らずでも歯磨きが出来ていないことがあるからです。歯ブラシだけでは行き届かないこともあるので奥歯の歯を磨くワンタフトブラシを使うとケアしやすいでしょう。
また、噛み合う親知らずがあるかどうかも抜くかどうか見極めるポイントです。上の親知らずは生えているのに、下の親知らずが生えていない場合もあります。この場合は、噛み合わせができないので、上の親知らずがどんどん下に落ちてくるのです。こうなると、親知らずの手前の歯との間に段差ができてしまいます。その結果、食べ物が詰まりやすくなる、下の歯茎に当たってしまうなどのトラブルが起こると抜くことがあります。
親知らずの抜歯を勧めるケース
歯を抜くことに抵抗がある人がいると思いますが、親知らずは食べ物を噛むのに必要な歯ではないのです。ですので、抜いてもさしつかえがない歯といえます。虫歯が大きい場合は、治療が困難になり、治っても今後トラブルが発生することもあるので抜歯を勧めます。
また、歯茎の炎症を頻繁に繰り返している場合は、抜歯を勧めます。歯周囲炎は炎症が広がると重症化し、入院にいたることもあるからです。親知らずが斜めに埋まっている、スペースが無いので生えきらないとみられる場合も抜歯を勧めます。
こういった状態で放置していると歯や歯茎にトラブルが出る可能性があり、隣の歯を押すことによって全体の歯並びを悪くする恐れがあります。
親知らずを抜きたくないとき
