インプラントってどのくらいもつの?
目次
今回はインプラントがどのくらいもつものなのか、そしてインプラントを長持ちさせるために知っておきたいポイントについてご紹介していきます。
インプラントの寿命はお手入れ次第で長くもできる

インプラント治療は新しい治療法と思われていることがありますが、実際にインプラント治療の歴史は半世紀にも及び、きちんと治療法が確立しています。
また、インプラントの品質や治療法も改良が重ねられ、昔に比べて成功率も上がってきています。それゆえよく、「インプラントは半永久的に持たせることも可能」、と表現されます。
厚生労働省が過去に行った調査でも、インプラント治療を受けた人の9割以上が10~15年以上インプラントを維持できており、中には30年、40年と、生涯を終えるまでインプラントを維持できる方も決して珍しくありません。
しかし1割弱の方は10年以内でインプラントを失っており、その背景にはケア不足などの原因があったと考えられます。
インプラントの寿命を延ばすためのポイント
インプラントの寿命は様々な要因によって左右されますが、できるだけ長持ちさせるためには、次のようなポイントを押さえておくとよいでしょう。
慎重な歯科医院選び
インプラント治療を受けるうえで一番大事ともいえるのが、歯科医院選びです。
インプラント治療を行っている歯科医院は多く存在しますが、インプラント治療というのは特殊な技術を必要とする治療法であり、十分に熟練した技術を持った歯科医師のもとで治療を受けるのと、あまり経験のない歯科医師のもとで受けるのとではやはり結果に違いが出てきます。
また、治療を行う設備が十分に整っていることも大事です。
このようなことを知るためには、歯科医院のホームページをしっかりと確認しておく必要があります。
当院はインプラント治療の経験豊富な歯科医師が豊富な設備のもと、インプラント治療を行っておりますので、安心してご相談ください。
毎日インプラント周囲を清潔に保つ
インプラントを失う大きな原因は「インプラント周囲炎」です。
これは歯周病と同様の状態で、インプラント周囲の清掃が不十分な状態で発症します。
これを防ぐためには、毎日の歯ブラシでのケアを丁寧に継続していくことが大事です。
歯科医院での検診・クリーニング
インプラントをしたらそれで治療は終わりというわけではありません。
インプラントを入れてから長持ちさせるためには、継続したメインテナンスが必要で、ご家庭でのブラッシングに加えて、歯科医院での専門的なクリーニングも必要になってきます。
また、歯は使っていくうちにすり減り、噛み合わせも変わってきます。インプラントは人工物なので、天然歯がすり減ってくるとインプラント部のかみ合わせが強く当たってくることがあり、それを放置しているとインプラント周囲の骨がダメージを受ける原因にもなります。
そのため、時々噛み合わせもチェックして必要であれば噛み合わせの調整も受けるようにしましょう