美肌に効果のあるビタミンCやクエン酸、酸蝕歯にとっては天敵かも…
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きれいな肌になりたい!と思うのは女性なら当然のこと、男性だって肌がきれいにこしたことはありませんね。
そのために、美容にいいというものはいろいろ試しているという方も少なくないでしょう。ところが、美容や健康にいいといわれている食べ物が、逆に歯には悪影響だった!ということがあるのです。虫歯ではないのに歯がとけてきた…なんてことになりかねませんよ。
もしかしたら酸蝕歯!?
食生活が原因で歯がとけてしまうことをご存知でしょうか?
これは、酸蝕歯というものですが、食ベ物や飲み物に含まれる酸によって「歯」がとけてしまうのです。歯の表面にあるエナメル質は、酸に触れると柔らかくなってしまいます。
ですから、酸に触れている時間が長いとエナメル質は溶けて、歯が薄くなったりすり減ってしまったりします。歯がしみたり、エナメル質の下にある象牙質が見えて歯が黄色っぽく見える場合は、酸蝕歯かもしれません。
そのサプリも危険かも!
こんな食べ物、飲み物も酸蝕歯になる!
炭酸飲料
炭酸飲料は、二酸化炭素を溶かした液体なので酸度が高いです。コーラなどの炭酸のジュースだけでなく、ビールなどのアルコール飲料や炭酸の栄養ドリンクも同様です。
柑橘系の果物
ビタミンCが多く含まれているグレープフルーツや、オレンジ、レモンなどの柑橘系の果物も酸度がかなり高いです。
健康ドリンク
野菜ジュースや黒酢ドリンクも体によいと日常的に飲んでいる方は注意しましょう。また、ワインやヨーグルト飲料も酸が多く含まれています。
マヨネーズ、ドレッシング
ダイエットや健康のためにとサラダを多く食べている方、マヨネーズやドレッシングは酸度が高いので注意しましょう。また、サラダだけでなく、ポン酢を使用した料理も酸度が高いので気をつけましょう。
酸蝕歯は元に戻らない…
酸蝕歯になってしまった歯は、以前のような歯にもどすことはできません。
酸性の強いものを食べた後には、水や緑茶で口をゆすいで、口内を中性にすることを心掛けてください。いつまでも酸性にしておかないようにガムを噛むのもいいですね。
また、歯がしみるなどの症状が出た場合、酸蝕歯か虫歯なのか自分で判断して対処するのではなく池田歯科に診てもらいましょう。